眠れない夜と雨の日には 忘れかけていた愛が甦る…

 

編物が好きな母だった。 

 

小学生の頃、学校から帰ると ストーブの前に座りテレビを見ながら 編物をしていた母の姿の記憶がある。 

 

小学生の頃は ３人色違いのセーターや 

 父と弟はブルー 母と私と妹はピンクで同じ柄のセーターやカーディガンを 着ていた記憶もある… 

 

編物は自分の精神安定剤とも 言っていた記憶がある 

 

でてきた… 

 

母の宝物… 

小学生6年で母から編物を習った私は 網図はわかる… 

 

小学生6年で４号針から習った私…

もちろん、編みきれるわけもなく…

冬休みの宿題は、半端なまま終わり凹んだ記憶があります

 

 

↑誰のセーターの網図なのか、どの服なのなのかもわかる… 

 

 

そういえば、… 編物の先生になりたいとさえ言っていた… 

 

 

 

阪神大震災以来 母が編物をしている姿をみたきがしない気がする… 

 

でも… 

 

大事に置いてあったのは おばぁちゃんになったらするつもりだったのかなぁ？ 

 

 なぁんて思うと… 

やり残した事だらけだったのかなぁ？  

なぁんて… 

 シンミリとしてしまう…  

 

 

正直… 

 死んでまだ ２ヵ月も経ってないのに… 母の声が思い出せない… 

 

漫画の吹出しのように 言葉が文字化している… 

 

実は まだ 信じられない… 

居ないのに… 

 

最後までそばに居たのに… 

 

死ぬ前日 地震があり 小さな子供の様に怯えた私を具合が悪いのに心配してくれた。 介護ベッドを少し起こした状態で病魔と闘っいながら心配してくれた。  

 

母に 聞きたかったが 聞けば終わりが早く来る気がして聞けなかった言葉がある… 

 

 お母さん… 貴女は幸せでしたか？ 

  そして…

 いつも 心配かけてごめんね… 

 

 

母が残した、毛糸やレース糸や網図などの手芸洋品は 私が形にしようと思います

 

もちろん、参観日によく来てきてくれていた着物は 何か小物入れかバッグにして妹と持とうと思う 

しかし… 

 

パッチワークセットやら、ビーズノレンやら… イロイロでてくる…イロイロありすぎだょ… おっかさん

 

… 

あ… 

私も 突然死んだら、こんなに布ばかり集めて… 

 

ッテ言われるのしら（笑）